若者に人気のシェアハウス!10代20代30代に体験しておくべき理由

シェアハウス 若者
 シェアハウスには、家賃がお得になる以外にもメリットはたくさんあります!知らない価値観や文化を持つ“他人”と一緒に生活することで、実家や一人暮らしでは味わえない貴重な体験ができるからです。なるべく若いうちにシェアを体験しておきたいと言われるその理由から、シェア体験が将来どのような好影響を与えるのかを詳しくみていきましょう。

【目次】

シェアハウスは昔ながらの「寮」や「下宿」のようなもの

 これまでは大学の進学にともなって自宅を出る際に、下宿や寮を探して入居する学生が多かったですよね。それが最近ではもうひとつの選択肢としてシェアハウスへの入居が選ばれています。その理由は、シェアハウスにも「①他人との共同生活、②ルール厳守、③毎月の居住費が割安」といった下宿や寮と共通するメリットがあるからです。

その①“寮”と“下宿”と“シェアハウス”の特徴

 寮は学校が用意している住居で、アパート・マンション・ホテルのような施設などさまざまなタイプがあります。寮には“寮母さん”などの監視する人が駐在していて、門限や来客に関するルールを守りながら規則正しく生活しなければいけません。ただし基本的に朝晩の食事付きが多いので、初めての一人暮らしにとってはありがたいしくみですよね。

下宿は、サービスを提供している一般のお宅の一室に住まわせてもらいます。寮母さんの代わりに家主さんが管理していますので、双方で取り決めたルールを守りつつ生活しなければいけません。食事については入居時の契約や下宿代によって異なります。寮よりも家主さんとの距離が比較的近いため、実家に住んでいるのとあまり変わらない環境が親御さんには人気のようです。

シェアハウスは、寮母さんや家主さんはいない代わりに“管理会社”や“管理人”が存在します。入居ルールが設けられており、食事の用意も基本的にはありません。監護されることがない分、最も一人暮らしに近い感覚で生活できるでしょう。またルームメイトには学生以外に社会人もいますので、社会人生活や就活の対策など色々な話を聞けるのは他にない利点ですね。

その②大人になるほど共同生活は難しい?

 シェアハウスの一番の売りはまさに「都会的なシェア生活。さまざまな年齢や国籍の人と出会い、交流しながら共同生活を楽しむ、というのが特長です。人が多い環境なので、パーティーやバーベキューなどのイベントに参加する機会や人脈の広がりは一人暮らしをするよりも多くなります。

でも寂しいことに、歳を重ねるにつれてアクティブなイベントや交流は「めんどくさい」「煩わしい」「疲れる」といったネガティブな感情が先行する傾向にあります。もちろん人にもよりますが、体力がなくなることや、仕事で責任ある立場になりプライベートに余裕がなくなることも原因のひとつかもしれません。ほかにも、得意や苦手、好きと嫌い、許せること許せないことなど、自分自身についての価値観が偏りがちなことも挙げられます。
だからこそ、体力もあり頭も心も柔軟な“10代後半~20代~30代前半”のうちに、思い切って体験してみることをオススメしたいのです!

シェアハウスでしか体験できない学びのポイントとは?


 シェアハウスで生活することで経験できる機会や、勉強になるポイントはこのようなものがあります。

その①協調性が育つ

 さまざまな背景の人たちと一緒に生活することは、多かれ少なかれ協調性を必要とします。
外国人の人はもちろんのこと、同じ日本人であっても育った地域や家庭環境によって“生活する上での文化”が異なります。自分が当たり前だと思っていることが、相手にとってはそうじゃないことって意外にありますよね。
そこを話し合って擦り合わせたり、時には譲ったりしながら上手くやっていくうちに、自然と協調性が身についていきます。そのスキルは職場や人間関係においてもきっと役立ちます。

その②生活スキルが身に付く

 共同生活であっても、食事や掃除など基本的なことは自分自身で行いますので、必然的に生活スキルが身につきます。むしろ、実家のように家族の誰かが片づけてくれるということはありませんし、一人暮らしのように面倒くさいからと後回しにすることもできません。
また、ルームメイトがどのように家事をこなしているのかを目の当たりにすることで、効率の良い手順などを学ぶこともきっとあるでしょう。そこから手際のよい家事術が身につくかもしれませんよ。

その②生活スキルが身に付く

 共同生活であっても、食事や掃除など基本的なことは自分自身で行いますので、必然的に生活スキルが身につきます。むしろ、実家のように家族の誰かが片づけてくれるということはありませんし、一人暮らしのように面倒くさいからと後回しにすることもできません。
また、ルームメイトがどのように家事をこなしているのかを目の当たりにすることで、効率の良い手順などを学ぶこともきっとあるでしょう。そこから手際のよい家事術が身につくかもしれませんよ。

その③“自分”を見つめ直す機会になる

 人はみな正しく自分を理解していることばかりではありませんので、自分のことを知れる機会というのは貴重です。
例えば、自分では辛い物が好物だと思っていたのに、実際にはピリ辛程度までしか食べられなかったり……。にぎやかな環境が好きだと思っていたのに、いざ一人の時間がなくなるとストレスが溜まってしまったり、なんてことも。
共同生活を通じてこれまでにない体験をすることで、“見えていなかった自分”と出会えるきっかけになったりもします。

また、異業種でいろいろな体験をした人から話を聞く機会も増えます。学生の人も業界の話や社会生活について知ることで、将来を考えるときのヒントが得られるかもしれません。今後の仕事や趣味、人間関係を構築する際にもきっと役立つことでしょう。

その④将来の共同生活に向けて予行練習ができる

 将来、恋人と同棲や結婚をするときにも、他人との共同生活をすることになりますよね。
もしも自分のことも相手のこともわからないままで新生活をスタートしてしまうと、思わぬ壁にぶつかることがあります。もちろん話し合いや譲り合いで上手く乗り越えられるのならそれに越したことはありません。ですが価値観の違いから気持ちがすれ違ってしまう、長年の愛情が覚めるきっかけになってしまうと、せっかくのご縁が台無しです。お互いが自分の譲れる範囲をきちんと理解していれば、初めから話し合っておくことで回避できるかもしれません。

シェアハウスで共同生活の予行練習をしながら、「自分を見つめ直し、相手も理解する」ための術を身につけることは、その後の人生においても有意義な体験となるのではないでしょうか。

その⑤効率よく貯金ができる

 シェアハウスに住む最大のメリットは『毎月かかる費用を節約できること』です。
一人暮らしをすると家賃や光熱費を支払いますが、シェアハウスではそれらが人数割りした金額程度の定額で済みます。光熱費に必ずかかる基本料金も按分されますので、全体的に見れば負担額は一人暮らしするよりもぐんと抑えられるはずです。
お金のない若い世代でも、うまく毎月の金銭的な負担を減らすことで効率的に貯金しやすくなりますよ!

おわりに


■書いた人:よしの
シェアハウスは必ずしも年齢制限があったり、若い人にしか向かなかったり、というわけではありません。ただ、これから人生の選択が増える若い世代こそ、見分を広げるきっかけとしてシェアハウスを経験するのは大変に有利かと思います。決して良い思いばかりするとは言いきれませんが、それも貴重な経験として糧にしてみてはいかがでしょうか。